ここ最近続けてお客様のおっしゃるところの「物置部屋」の片付けをしました。
物置部屋ってよく聞きますがあなたのおうちにもありますか?
物置部屋がなぜ出来る?
そもそも物置部屋を作ることが出来のは部屋に余裕があるからでは?と思うのですが、実際に片付け作業に伺ってみるとそんなことはありません!
大抵は余裕があるからというよりは
- 入ってきたもののとりあえずの置き場所
- 他の部屋で溢れてしまったもの
- もう使わないけれどとっておきたいもの
このような物で占領されていて、人が暮らす居住空間が狭くなっているお宅が多いのです。
あなたのおうちはどうでしょうか?
あると便利な物置部屋だけれど、本来は物置ではなくお部屋として機能させた方がいいのは明らかです。
ではなぜ物置部屋が出来てしまうのでしょう?
- 部屋に目的がない
- 物事を先送りしてしまっている
この2つが考えられるかと思います。
何となく空いている目的のない部屋、目的がないからとりあえず置いておこうとなりがちです。
その「とりあえず」が習慣となってものだまりが出来てしまっているのです。
「とりあえず…」便利な言葉ですよね。
物置部屋に何を置いている?
実際に物置部屋に何を置いているのかというとよくあるのは
- 食品や日用品のストック品
- 思い出の品(子供の作品や学用品)
- 空き箱(通販で買った品物が入っていたもの)
これらが足の踏み場もないほど沢山あることがあります。
これではせっかく買ったストック品も埋もれてしまって使いたい時に探せないなんてこともあります。
空き箱はとっておく方は結構いらっしゃいますね。
本当に使うのでしょうか?
物置部屋の役割
物置部屋はあった方が他の部屋を快適に使えていいのかもしれません。
でもよく考えてみてください。
その一部屋にも家賃なり住宅ローンなりお金が支払われていることを。
物置部屋があるということは、自宅にトランクルームがあるようなもので、物に対して家賃を払っているのと一緒です。
もし使うことのないものが押し込められているとしたら本当にもったいない話です。
そんなことを言う私もちょっと前までは「理屈では分かるけれど、片付けるってそう簡単じゃないしものは必要だからある程度仕方ないよね」と思っていました。
でも自宅を3カ月かけて片付けた結果…分かったことがあります。
結局持ち物の8割はいらないものだった!ということ!
必要だと思っていたものは判断を先送りしていたものばかりで、真剣に
「使うか」「使わないか」「思い出としてとっておくか」「売るかあげるか」
ひとつひとつ向き合ってみたらほとんどのものは残す必要がなかったのです。
普段から「使うか」「使わないか」を意識せずに過ごしてしまうとものはたまっていく一方です。
今後使わないものは「思い出の大事な物」以外は実はなくても大丈夫なのです。
物置部屋に片付けは必要か?
部屋をものではなく人が暮らせる状態にした方がいいのはやまやまなのですが、それでも物置部屋が必要だとしたら片付けをしてみませんか?
※物置部屋の片付けポイント4つ※
- 同じ種類のものは集める
- 畳めるものは畳む
- 何が入っているのかラベリングする
- 処分するものはすぐに処分する
1.同じ種類のものはまとめる
部屋を見渡してとにかく同じ種類のものをまとめます。
まとめることによって
- どのくらいあるのか分かる
- 見つけやすくなる
食品エリア、日用品エリア、思い出の品エリアと同じ種類のもので分けてみましょう。
2.畳めるものは畳む
とっておきたい家電の箱、おもちゃの箱が沢山あるおうちがあります。
売るとき、修理するときに必要だととっているのだと思います。
沢山空間を使ってしまっています。
畳んで部屋の隅にまとめてみましょう。
「そろえる」を意識するだけでも部屋がすっきりと見えます。
3.何が入っているのかラベリングする
ラベリングとは名前をつけることです。
プラスティックケースや箱の中身が分かるようにマスキングテープやガムテープなどにペンで中身を記入します。
もちろん直書きでも構いません。
要はこの中に何が入っているのか誰がみてもわかるようにしておくことです。
その際、中身を全部出して必要なものだけ残すようにします。
いらないものまで名前をつけてとっておく必要はありません。
4.処分するものはすぐ処分する
いつか捨てようと思っていてとりあえず置いているものってありませんか?
思い切ってすぐ捨てましょう。
粗大ごみならすぐに集荷の手配をするなり、持っていく日を決めましょう。
壊れたプリンターや使わなくなったパソコンはありませんか?
残念ながらパソコンは粗大ごみに出せません。
面倒に感じてそのままになっていませんか?
詳しい記事を見つけました。参考になさってください。
また紙袋が沢山あるおうちがありますが、紙も劣化します。
使い切るのに何年もかかるほど持っているのならある程度数を絞りましょう。
もし物が沢山ありすぎて「見なかったことにしよう…」といつも扉を閉めてしまっているなら
とりあえず
なんでもいいから足元のひとつのものを手に取ってみましょう!
これ、本当に大事な一歩です。
手に取ったひとつのもの、それをどうするのか判断してみましょう。
「捨てる」と判断したらすぐゴミ箱へ。
「とっておく」と判断したらわかる場所に置きましょう。
その一歩が「片付けの一歩」です。
何も難しいことはありません。
一つできたら「あとひとつ、あとひとつ」と判断するものを増やしていけばいいのです。
気が遠くなるかもしれません。
でも千里の道も一歩から!
とにかく「はじめの一歩」を踏み出してみましょう!
物置部屋を片付けたら
先日のお客様は物置部屋を将来の「子供部屋」にするという目的がありました。
他のお客様は「ここでストレッチをしたい」とお話してくれました。
大事なお部屋です。
片付けて床面積を広げ、窓を開けて空気を通しましょう!
きっとやりたいことが出来るお部屋になっているはずです。