本はAmazonのkindleunlimited読み放題で読んでいます。
先月読んで心に残った本4冊を紹介します。
「コロナが明けたらしたいこと」うえはらけいた
幼稚園の頃から始まる幼馴染の男女の恋物語漫画です。
「コロナが明けたらしたいこと」という題名に単純に惹かれて読み始めましたが、いつの間にか物語にのめりこみあっという間に読み終えてしまいました。
アルバムをめくっているように二人の人生の軌跡をたどりながら子どものころに感じたちょっとしたやるせなさやほろ苦さを追体験出来ました。
物語は人が亡くなる場面もあり切ないのですが、主人公のおさむ君の微動だにしない安定の優しさが救いとなっています。
最終章では二人が紆余曲折を経て、お互いに大事な存在であることに気が付きめでたく結ばれます。
じんわり心が温まります。
大事なものや人って案外近くにいるんだなということを気づかされました。
本当にしたいことってなんだろう?
人を大切にするってなんだろう?
人生ってなんだろう?
今しなくていつ伝えるんだろう?
親の愛ってなんだろう?
沢山のなんだろう?を考えさせられました。
この漫画の中ではコロナは収束を迎えていますが、今現在日本ではまだ日常からコロナは消えていません。
とはいえ日常は続いています。日々淡々としながらも、大切に生きていきたいと思いました。
夢をかなえるゾウ4「自分、今の生き方やったら死ぬときめっちゃ後悔するで。」水野敬也
夢をかなえるゾウシリーズの第4弾。
相変わらずのガネーシャの口ぶりが軽快で心地よいです。
今回の話はある病に侵された男性と家族の話。
余命が分かった主人公は残された時間を後悔しないよう、ガネーシャから出された課題をひとつひとつこなしていきます。
こなして行くうちに生きる意味、死んでいくとはどういうことかという究極の問題まで話が及びます。
最後は病に倒れこの世を去るのは実は主人公ではなく、、、とどんでん返しがあります。
一番心に残ったのは、
岩が砕けて石になり砂に変化する過程のどの部分から石、どの瞬間から砂となったかが分からないように、人間も生まれて成長し老いて死ぬということは「形を変えて他のものになる」ということ。
ただそれだけのこと。
つまり「死は、存在しない」ということ。
だから死を恐れず今出来ることを着々とやっていきたいと思いました。
何度も読み返したい内容です。
「あなたの物語」水野敬也
引き続き水野敬也さんの本です。
お笑い芸人鉄拳さんのイラストが魅力的。
「人生でするべきたった一つのこと」という副題がついています。
たった一つのこと、なんだと思いますか?
物語は本当にシンプルなのですが、ページをめくる手が止まりませんでした。
人ひとり生まれるということは、多くの競争と犠牲と応援が背後にあるのだ。それはもう奇跡としか言いようがありません。
せっかくこの世に生まれてきたのだから人生を楽しみ、沢山経験したいと強く感じずにはいられませんでした。
そう「人生でするべきたった一つのこと」とは
あなたは、ただ、世界を楽しむだけでいいのです。
あなたなりのやり方で、
たった一度の
とてつもなく貴重なその人生を、
味わい、
楽しんでください。
本文より
子どもにも読ませたい1冊です。
「スタイルを持ち、身軽に暮らす」石原左知子
元スタイリスト、現在72歳の著者が66歳で出した本。
シンプルでおしゃれな暮らし方のヒントが満載です。
特に収納のアドバイスが分かりやすい。
一番痛快だった言葉は
タンスがなければ、「タンスの肥やし」もできないのでは?
本文より
これ、すごい究極の言葉だと思いました。
入れ物があるから入れたくなる、だから物が減らないとはよく言われることです。
石原さんのクローゼットはつるせるものはハンガーにかけ、たためるものは、たたんで棚に重ねて置くだけのシンプルな仕組み。
何があるのか一目瞭然だし、箱モノの家具より最も多く衣類を収めることが出来るのだそう。
私もクローゼットはかなりすっきりしている方ですが、ハンガーの下に置いているプラスチックケースを思い切って棚にしてしまおうかと思いました。
お店のディスプレイみたいでそれも素敵かもしれない。
自分のスタイルを持って暮らしている方の本は参考になります。
以上最近読んだ本の紹介でした。
kindleunlimited本読み放題では毎月のように本のラインナップが変わります。
今回紹介した本が読み放題になっているとは限りません。
その時その時に自分の心に問いかけてきた題名の本を気軽に手にとって読んでみると新しい発見と学びがあります。
図書館や書店にもたまには行ってみたいけれど、中々時間のとれない人にはお勧めのサービスです。