南杏子さんのお話を聞いて

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本・動画紹介

今朝あさイチ(NHK朝の情報番組)を久しぶりに見ました。

昨年の録画のプレミアムトークで作家の南杏子さんが出演していました。

彼女は私より9歳年上今年61歳になられます。

38歳で医師になり、55歳で作家デビューというとてもバイタリティのある方なのですが、物腰が柔らかで親近感を覚える笑顔がとても素敵でした。

トークの中で印象に残ったのは、作家と医師の仕事をバランスよく保っているというお話。

終末期医療を支える医師として患者さんやその家族の方との対応で苦慮した時、こんな言葉を掛けて差し上げたらよかった、こんなことを提案したらよかった、、、と色々思うことがあるそうです。

忙しい日々の中でいろいろな人と出会い、感じたことや、出会った言葉を文章にすれば誰かの役に立つかもしれないと小説を書いているのだそうです。

そして誰かのために書くと同時に自分の中に言葉や出来事を定着させる役割もあるとおっしゃっていました。

私はこれを聞いて、一緒にしてしまうのはとてもおこがましいのですが、ブログや電子書籍も同じかもしれないと思いました。

文章にすることで自分の記憶に定着させ、どなたかにとってお役に立つ情報を発信することが出来る。これってすごいいい循環なのでは?

番組内での視聴者さんからのFAXで「やりたいことがあるがやろうかどうか迷っている、やるべきか?」という質問がありました。

南さんは「やりたいと思ったら是非やってください!」と本当に実感を込めて答えていらっしゃいました。

「やりたいと思ったらやればいい」

本当にその通りですね。

やりたいと思った時にやらなかったらあっという間に人生終わってしまいます。

いつだって始められる、もう遅いなんてことはないのです。

さらに南さんの言葉は胸に迫ります。

終末期は死ぬのを待つだけの終わりの時期ではありません。

出来なくなったことを嘆いて以前の自分に戻ろうとしなくてもいい。

その時期に出来ることを精一杯やって生ききればいい。(言葉は違いますがこのようなことをおっしゃっていました。)

家族はそれを認め、受け入れ、サポートすればいい。

このような言葉にもはっとさせられるものがありました。

私はまだ親の介護の経験はありませんが、

当事者になったらリハビリを頑張って少しでも元の状態に戻れるように応援してしまうと思います。

でもその時にこの言葉を思い出して少しでも寄り添えたらいいなと思います。

そして私自身もやりたいことをやって生き切った!といえる人生にしたいです。

一度読んだ南杏子さんの「サイレント・ブレス」再読します。

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