鎌倉あじさいの穴場「一条恵観山荘」

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50代の趣味

友人とあじさいを鎌倉に見に行く計画をしていてどこがいいか検索していました。

有名な「明月院」「長谷寺」「成就院」などは避けて…と思って探していたらありました!

鎌倉駅からは遠いのですが、「一条恵観山荘」というあまり知られていない穴場がありました。

手入れのされている庭園は見事でフォトスポットがいっぱいでした!

一条恵観山荘とは?

「いちじょう えかん さんそう」と読みます。

この山荘は、後陽成天皇の第九皇子であり、摂政・関白を二度務めた一条恵観(兼遐・昭良)によって営まれました。
およそ370年前、時代は江戸時代初期、正保三年(西暦1646年)にこの山荘で茶会が催されたという記録があります。

往時は京都西賀茂に建つ、緑の濃淡が幾重にも連なる里山に建つ一条家別邸の離れでした。
一見すると田舎家風なその建物は、恵観公自身が設計をし、随所に雅な心と野趣が込められた、皇族の「茶屋」です。

昭和34年、鎌倉の地に移築。
庭石や枯山水も建物と共に移され当時と同じように配置されました。
その後、昭和39年には国の重要文化財に指定。

同年代の建物としては、京都にあります「桂離宮」「修学院離宮」が有名です。
桂離宮は恵観の叔父の八条宮智仁親王、修学院離宮は恵観の兄の後水尾天皇による造営であり、いずれも江戸初期の朝廷文化を今に伝える施設です。

一条恵観山荘HPより

京都から移築されてきたのですね。庭も枯山水も同じように配置されているとは驚きです。

施設は比較的新しくあまり知られていないようで(私もよく通る道沿いにあるこの山荘は全く知りませんでした)程よく空いていてあじさいをゆっくり鑑賞出来ました。まさに穴場中の穴場です!

山荘へのアクセス

山荘へは車で行きました。

駐車場はないので近くのコインパーキングに停めました。

天気のいい日曜なのに空いていてよかったです。

その駐車場からは竹で有名な報国寺石窯ガーデンテラスという素敵なレストランを併設している浄妙寺へも歩いて行けます。

鎌倉駅からはバスかタクシーで10分ほどです。

少し遠いですが行く価値ありです。

あじさいは種類が沢山!

入館料500円を支払い、いよいよ入場です。

入ったところから枯山水と青々としたもみじでため息が出ました。

進んでいくといたるところにあじさいが咲いています。

地植えのものと鉢植えの物がうまくミックスされていて一番いい状態のあじさいを見ることが出来るように工夫されていました。

園内には小川が流れ、まるで森の中に入ったかのようでした。

カフェもあります

進んでいくと建物があり、「かふぇ楊梅亭(やまももてい)」がありました。

この建物は滑川沿いに建っていて川のせせらぎと共にお茶を飲むことが出来ます。

ちょっと待っただけで入ることが出来ました。

白玉あんみつとほうじ茶のセットをいただきました。

窓の外を眺めながらまるで京都にいるような錯覚に陥りました。

秋の紅葉の時も絶対に来たいです。

おとなのあじさい散策にちょうどいい!

残念ながら、ベビーカーや抱っこ紐でも未就学児は入れません。

だからこそといっては申し訳ないけれど、ゆっくりと鑑賞出来ました。

いたるところに手水があり、あじさいなどのお花が彩よく飾られていました。

どうしたって写真を撮りたくなりますね。心憎い演出です。

それにしても自然の色ってなんて素敵なのでしょう。

どんな芸術もかなわないと思わせます。

私のスマホ写真でさえうまく撮れてしまいます。(笑)

園内をゆっくり写真を撮りながら散策し、お茶を飲んで本当にいい時間を過ごせました。

ちょっと足をのばせば鎌倉でもゆっくりとあじさい鑑賞できる一条恵観山荘いかがでしょうか?

大人の方におすすめです。

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