先日猛暑の中東京都心まで最終面接に向かった息子。
その場で内定をいただきました。
30年前の私もそうだった
約30年前、私も同じように大学4年の夏やっとの思いで内定をいただきました。
その日は日本橋にある頭痛外来を受診に行く予定でした。
中学生から発症した偏頭痛で薬をもらいにいっていました。
携帯などない時代です。
母から病院に私が到着する前に電話があり、着いたらすぐに自宅に電話をするようにと伝言がありました。
ピンと来た私はその場で電話をお借りして母に電話を入れました。
案の定「〇〇会社から内定の電話があったよ!」とのこと。
履歴書を出した数は30社以上、そのうち面接に進めたのは何社だったのか今では思い出せませんが、同級生が次々に内定をもらうのを横目に必死に頑張っていた就職活動にやっと終止符が打たれた瞬間でした。
肩の力が抜け、本当に心から安堵したのを覚えています。
当時は氷河期が始まったばかり。
女性の就職先として生命保険の保険レディの新バージョン形態がとにかく沢山求人していたころです。
最終的にはそこしかないかと(今では失礼な話ですいません)
半ば投げやりになっていたのでした。
と、息子の就活が終わり、自分のことをありありと思い浮かべておりました。
息子の就活はスローモーション
息子はこの内定でもう就活は終わりにするそうです。
そもそものんびりしたもので、3年生の夏頃から始まる各社インターン制度も全く参加せず、大きな会場でやる就活フェアや学内で開催する就活セミナーにも一切参加していませんでした。
真面目だった自分の学生時代には信じられませんが、働く意欲がわかないとぼやいている日々が続きました。
それでもいくつかエントリーして、会社説明会は参加していましたがオンランも多く、スーツを着たのも数えるほど。
そんな中で最終面接に2社進むことが出来、1社は撃沈し今回有難く内定というわけです。
1社やってだめだったら次、といった感じで同時進行でいくつも受けてはいませんでした。
これは時間かかるなとハラハラして見ていましたが、あまり口を出さずに見守りました。
なにせ昔と今とではすべてに対してやり方が違うし、昔の価値観を押し付けてはいけないと大学受験の際も散々言われていましたので。
そこはお口チャックです。これが結構辛い…
ダメ出しが続きましたが、最後の面接時前には大学の就職課に面接練習をしていただき、それなりの事前準備をして出かけて行きました。
ここで決めたいとひそかに思っていたとのこと。
7月1日時点では80%以上の就職内定率!なんてニュースが流れていました。
いやでも焦る数字ですね、うちの子は残りの20%か…なんて。
とはいえ、内定を頂いてもまだ就活を続けている学生も多いとのこと。
まだまだエントリー出来る会社は沢山あるようです。
ひそかにマイナビのHPを見ていたのでまだ募集している会社が沢山あると安心材料にしていました。
やっと自分で決めた道に
息子は高校も大学もさして強い動機がなく、行けるところに入ったため今まで何となく流されてどうにかなってきたきらいがあります。
努力とか苦労とか無縁でいるのも悪くないかと息子を見て思う時もありました。
結局親としては子供が幸せな気持ちで暮らしてくれればそれでいいと。
でも今回の就活で初めて自力で行き先を決めることが出来た息子にとって今までにない達成感を味わえたのではないかと思います。
就活はしなくてもいいかもしれないけれど、自分を見つめ、社会に出る準備として実は大事な経験なのではないでしょうか?
失敗してもいいのです。私は新卒で入った会社を2年で退職しました。
この経験がやれば出来る!といういい経験になることを祈ります!
一人暮らし計画
息子の就職先が決まったことでこれから先のことが見えてきました。
家から通うとなると片道2時間以上かかる模様。
通えなくはないけれど、息子は「一人暮らしをする」と言っています。
昨年娘が一人暮らしを始めたので息子まで出て行ったらいよいよ夫と二人暮らしです。
私は50代だけれど夫はまだギリギリ40代。
こんなに早く子供が独立するとは本当に驚きです。
気が早いのですが、息子が独立したらネット環境や、食費、部屋の使い方など色々と変化がおきるでしょう。
今考えているのは息子のゲームのために切り替えたネットの高速通信の契約を切ること。
J:COMに長年契約していますが、いっそのことテレビもアンテナを立てて、ネットは携帯でテザリングしようかと考え出しました。
私が契約している楽天モバイルは2,980円+税でネット利用無制限なので、スマホからテザリングすればPCも使うことが出来ます。
とまあ、少しでも利用料を節約出来ればいいなと検索大好きな私は日々これからも調べます!